JAPDT認定・筆記試験
<筆記試験の目的>
飼い主は、犬および犬種特有の本能・習性に対して知識を深める一方で、犬を飼育する上での法律やルール、社会的なマナーへの知識と理解も深め、人と犬が共に幸せに暮らせるよ うに管理・しつけを行う必要があります。
また、犬の体の構造、栄養、疾病予防等の正しい知識に基づいて、犬の食事や生活空間の広さや構造、温度、湿度など、飼育環境を整えた管理が必要となります。 NPO 法人 日本ペットドッグトレーナーズ協会は、JAPDT 認定・筆記試験を実施し、広く社会に普及させることで、日本における、飼い主の知識および意識の向上を目指していきます。
筆記試験内容
1) 概要
筆記試験は、30 問の選択式問題による合計 30 分の記述試験となります。(24問以上正解で合格)
2) 試験配分
試験内容の配分は下記の通りとなります。
① 社会とルール/法律 : 30%(9 題)
② 行動と学習/犬の特性/習性 : 30%(9 題)
③ 犬の生理機能/犬の体のつくり : 10%(3 題)
④ 健康管理/衛生管理/疾病予防/人畜共通感染症/応急処置 : 10%(3 題)
⑤ 食餌/栄養 : 7%(2 題)
⑥ 社会で働く犬 : 7%(2 題)
⑦ 犬を取り巻く現日本社会と歴史 : 7%(2 題)
3) 試験内容の概要
① 社会とルール/法律
・狂犬病予防法
・動物の愛護及び管理に関する法律
・犬を飼育する上でのモラル・マナー
・保健所の役割
・災害時の準備
・飼い主の義務
・犬の飼育に対する苦情 など
② 行動と学習/犬の特性/習性
・子犬の特徴
・犬のボディーランゲージ
・問題行動への適切な対処
・家庭犬の適切なしつけ方・トレーニング方法
・犬の習性・特性 など
③ 犬の生理機能/犬の体のつくり
・犬の感覚
・性成熟/発情
・犬の生理機能/体のつくり など
④ 健康管理/衛生管理/疾病予防/人畜共通感染症/応急処置
・ワクチンの接種
・被毛、口腔内、爪、耳などの健康管理の方法
・ノミ、ダニ、フィラリアの予防方法
・人に感染する犬の病気
・日常の健康管理の方法 など
⑤ 食餌/栄養
・食餌の管理
・子犬の栄養
・食餌/栄養の管理
・ドッグフードの扱い方 など
⑥ 社会で働く犬
・使役犬の役割 など
⑦ 犬を取り巻く現日本社会と歴史
・犬の祖先
・犬の家畜化の歴史
・人と犬の関わりの歴史
・近年の犬との関わり など
JAPDT認定・実技試験
JAPDTの実技試験は、犬と生活していく上で「他の人や犬に迷惑をかけないために必要な事」「いろいろなシチュエーションに順応できているか」「人や犬へ対して過度に反応しないか」など、日常生活に密着した内容を試験項目とし、それぞれの項目をBasic(Ⅰ・Ⅱ) → Advance(Ⅰ・Ⅱ) → Master の5段階で審査していきます。
※「ペットドッグパートナーズ試験・実技試験項目」 (PDF)
※「ペットドッグパートナーズ試験Basic実技試験」受験者用実地要項(PDF)
・Basic(Ⅰ・Ⅱ) 合格者には、JAPDTより「ペットドッグパートナーズ試験 Basic 合格認定証」(3,000円・税別)を発行いたします。
・Advance(Ⅰ・Ⅱ)合格者には、JAPDTより「ペットドッグパートナーズ試験 Advance 合格認定証」(3,000円・税別)を発行いたします。
・Master 合格者には、JAPDTより「ペットドッグパートナーズ試験 Master 合格認定証」(有料)を発行いたします。