第14回カンファレンス
講師紹介・講演概要 、順次更新していきます。
プログラムはコチラです。
講師紹介 | 講演概要 |
Simone Pohl(ジモーネ・ポール) PRO-DOGホームページ https://www.hundeschule-pro-dog.de/ ドイツベルリンにあるドッグスクール&ドッグトレーナー養成学校「PRO-DOG」オーナー、ドッグトレーナー、ドッグビジネス統括責任者、ドッグ・エデュケーター&ビヘイビア・アドバイザー(IHK/BHV認定)、飼い主免許試験官(BHV認定) ※IHK:商工会議所 ※BHV:連邦ドッグ・エデュケーター&ビヘイビア・アドバイザー職業協会得意分野:ヤングドッグ、上級トレーニング、トリック・ドッグ、アジリティ犬の教育に関する豊富な専門知識を持ち、ドッグトレーナー養成において様々なテーマでのセミナーを定期的に開催。情報収集と知識に関する興味はとどまるところを知らず、継続的に最新の科学情報更新を怠らない。 |
8月30日(金) 「インパルス・コントロール」 この講座では衝動からくる行動と衝動抑制障害について、そしてインパルス・コントロールの使い方、どこで衝動性が立証されるかなどについてお話します。 多くの犬はヒトをやるせない気持ちに陥れるような衝動的な行動を見せます。飛びついたり、吼えまくったり、リードを強く引っ張ったりはもうたくさん。実践で使えるトレーニング方法をお伝えします。 8月31日(土) 「攻撃性行動と対処」 攻撃性行動と聞いて生物学的に何を理解してますか?攻撃性行動はどのように表現されますか?攻撃性行動はどんな犬にも表され、ヒトまたは犬の双方に向けて表されます。 この講座ではなぜ犬は攻撃性行動を表すのか、そしてヒトはその行動に対しどう向かい合い対処するべきかなどのお話と、飼い主の反応の仕方や問題とされる行動の対処について実践で使えるトレーニング方法を紹介します。 9月1日(日) 「狩猟行動と対処」 どんな犬も持っている『狩猟への情熱』。それは一方で呪いであり生涯オンリードを意味し、一方では逃れられない・・・この講座ではそもそも狩猟とは何か、狩猟はどのような発展を遂げるのか、そしてどのように表現されるのか、犬種毎の違いなどについてお話します。もちろんここでも対策としてのトレーニング方法を細かくご紹介します。 |
アルシャー 京子(アルシャー キョウコ) 獣医師、保健学士、ドッグ・ジャーナリスト、獣医学/農学専門独日翻訳・通訳・リサーチャー、犬の飼い主免許実技試験官(ベタリナリー・ワーキンググループ:TAG-H 認定)。 杏林大学保健学部を卒業後、化粧品会社を経て医薬品・食品・動物飼料研究開発会社の研究職に従事。ニュージーランドでのワーキングホリデーを経験後、98年にドイツへ渡り獣医学の道へ進む。 ドイツ・ベルリン自由大学獣医学部在学中に市内獣医局動物保護専門獣医師の元で修行しながらサーカスの野生動物の飼育管理システム作成を手掛け、卒業後は同学部動物行動学・動物保護研究室に3年間所属。犬をはじめとする家畜から野生動物にいたるまで動物全般を対象とした動物福祉をテーマに、いろんな形で日独の橋渡しを手掛けている。犬と動物と自然を感じるときが幸せ、動物のいない生活には耐えられない。 犬雑誌「Terra Canina」編集責任者 http://terracanina-magazine.net/ 犬ブログ「犬曰く」 https://inuiwaku.net/ |
ドイツの「犬の飼い主免許制度」
犬の飼い主としての心構えと正しい知識、そしてヒト社会で生きていくうえで必要とされているルールの共有が犬になされているか? |
川原 志津香(カワハラ シヅカ) Can! Do! Pet Dog School専任家庭犬しつけインストラクター CPDT-KSA 東京都動物愛護推進員 同志社大学法学部法律学科卒業後、ドイツ系化学品メーカーの法務部に10年間勤務。 2004年より Can! Do! Pet Dog Schoolにてインストラクターの勉強を始める。 2005年にパートナー犬シャーリとドイツのアシャッフェンブルク犬学校へ留学。 南アフリカ、ドイツ、アメリカで12年間暮らした経験を生かし、楽しくストレス少なく暮らせる家庭犬のしつけを提案している。 家族は夫と娘、パートナー犬のベルジアン・タービュレンのヒューゴとミックス犬のオスカー。 著書は「旅は犬連れ」(出版文化研究会)、雑誌「いぬのきもち」他、監修執筆多数。 Can! Do! Pet Dog School ホームページ http://www.cando4115.com |
「日本における犬との共生の形」 〜必要なのは、日本の犬文化に合うしつけだった!〜 「空前のペットブーム」という言葉に煽られるように街には小型犬があふれ、犬同伴可能なカフェや犬と一緒に宿泊できる施設が急増したのはここ20年ほどの話です。今後日本における犬と人との共生がよりうまく行くためには、家庭犬に必要なしつけについても、日本らしい犬文化に合うものを選択していかないと定着しないということが、色々な犬文化の中で暮らし、多くの飼主様方の話を聞いて感じてきたことです。海外の犬事情をご紹介しながら、日本の家庭犬を取り巻く事情、必要なトレーニングとその科学的な方法についてお話しします。 |
松本英昭(マツモト ヒデアキ) 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 室長補佐 大学では植物生態学を専攻。1997年、環境庁(当時)に自然保護系技官(造園職)として入庁。環境省本省では、日本の自然環境を把握し保全に役立てる基礎調査の実施や地球環境保全の調査研究施策の推進、外来生物法の制定準備、産業廃棄物の適正処理・不法投棄対策などの業務を担当。また、関係省庁に出向し環境保全に関連する施策に携わるとともに、数ヶ所を経験する地方勤務では、主に国立公園管理や野生生物の保護・管理対策、エコツーリズム推進等の自然環境行政に従事。関東地方環境事務所国立公園課長兼自然環境整備課長を経て、2018年4月から現職。 |
「日本の動物愛護管理の現状と課題について」
現在日本では、約2000万頭の犬と猫が飼養され、家庭動物(ペット)は家族の一員として生活に欠かせない存在であり、多くの国民がペットを飼いたいと思っています。しかし一方で、動物の不適切な取扱いに関する報道も後を絶ちません。 |