第3回勉強会

第3回勉強会テーマ:
「子犬の社会化を普及させるために何が必要?」
-日頃の経験や意見を出し合って、情報共有をしましょう- 

2010年初の勉強会となった今回は、子犬の社会化について、会員の皆様の日頃の経験や意見を出しあうことで、様々な情報 や意見交換を行いました。今回の勉強会も、多くの方に積極的にご参加いただいたことでとても充実した実りある勉強会を開催することができ、ご参加頂きまし た会員の皆様には心より感謝をしております。

さて、今回のテーマともなった「子犬の社会化」については、JAPDTカンファレンスでも毎年テーマとして取り上げおり、Jennifer Messer先生(2009:第4回カンファレンス)をはじめ、国内外の著名な先生方に講演をしていただきました。

しかし、子犬の社会化に関しては科学的な研究が十分とはいえず、社会化教育を行う上でまだまだわからないことがたくさんあ りますが、このような状況の中でも、私たちペットドッグトレーナーは人と犬のより良い共生社会をつくっていくために、様々な側面で子犬の社会化に携わって 行かなければなりません。
そこで、既に一般的に言われるようになった科学的な情報を踏まえた上で、現役で子犬の社会化トレーニングに携わる会員同士が、それぞれ実際にクラスで実践 していることや懸念していることなどの情報や意見を共有し、お互いのクラス運営や犬の社会化の推進に役立てていこうというのが今回の勉強会のねらいでし た。

第3回勉強会1 第3回勉強会2

 

当日の勉強会は、鹿野正顕氏(JAPDT事業企画委員長, 理事)より「犬の社会化」という言葉の定義と今回の勉強会の目的について説明していただくことから始まり、 次に参加者の方から日頃運営しているクラス(子犬対象)についての実施形態、問題点とそれに対する工夫などを発表していただきました。クラスを行って行く 上で、特に意識をして行っていることとして

  • 週齢の早い子犬に対するクラス中でのフードの導入(方法、時期、フードの種類など)
  • 皆様の様々な経験談と現在行なっている工夫

などが話題となり、参加者同士の様々な意見交換が行われました。  

第3回勉強会3

写真は、獣医学な疑問点に対して解説する藤井仁美先生。

 また、今回の勉強会で特に多くの意見があがったトピックとして、「引っ張りっこの遊び」の指導が挙げられました。 「引っ張りっこの遊び」は、飼い主と犬とのコミュニケーション促進やストレス発散にも効果がある反面、子犬がもつ潜在的攻撃性を発達させてしまうことにも 成りかねません(勉強会発言より抜粋)。勉強会ではこうした問題に対しての様々な経験に基づいた見解や飼い主への指導法について意見が交わされました。  

第3回勉強会4

写真は参加者の皆様から挙がったトピックを書き出している様子。

 総括として、鹿野正顕氏からトレーナー・インストラクターによって様々な手法はあれ、日頃活動の中で経験していることや社会化 に対する理念や考え方には相違がないことを確認として述べて頂き、さらに会場からは次回勉強会で取上げたいテーマも数多く挙がるなど、1時間30分の勉強 会は終始活発的な意見が飛び交い、無事終了となりました。 次回の勉強会には更に多くの方のご参加をお待ちしています。勉強会を通し、ドッグトレーナー・インストラクター同士のネットワークを広げ、お互いに知識・ 見聞を広げて行くことで人と犬のより良い共存社会の確立を目指していきましょう!